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吉野さんの詩

2014/01/21 (火)  カテゴリー/気持ち

詩人の吉野弘さんが、亡くなりましたね。

詩のよさがわかるセンスはありませんが、
吉野弘さんの詩集は、何冊か持っています。
読むと、いつも鼻の奥がツーンとしてきます。


一番好きな詩です。
教科書とかにも載っていますよね。


「夕焼け」

いつものことだが
電車は満員だった。
そして
いつものことだが
若者と娘が腰をおろし
としよりが立っていた。
うつむいていた娘が立って
としよりに席をゆずった。
そそくさととしよりが坐った。
礼も言わずにとしよりは次の駅で降りた。
娘は坐った。
別のとしよりが娘の前に
横あいから押されてきた。
娘はうつむいた。
しかし
又立って
席を
そのとしよりにゆずった。
としよりは次の駅で礼を言って降りた。
娘は坐った。
二度あることは と言う通り
別のとしよりが娘の前に
押し出された。
可哀想に
娘はうつむいて
そして今度は席を立たなかった。
次の駅も
次の駅も
下唇をキュッと噛んで
身体をこわばらせて-。
僕は電車を降りた。
固くなってうつむいて
娘はどこまで行ったろう。
やさしい心の持主は
いつでもどこでも
われにあらず受難者となる。
何故って
やさしい心の持主は
他人のつらさを自分のつらさのように
感じるから。
やさしい心に責められながら
娘はどこまでゆけるだろう。
下唇を噛んで
つらい気持ちで
美しい夕焼けも見ないで。




私に吉野さんの詩を教えてくれたのは、父でした。
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| | 2014/01/23 (木) 19:48

鍵コメKちゃん

Kちゃん。コメントありがとう!
今更だけど、あけましておめでとう!(遅すぎ?)

この詩、いいよね。
他に「祝婚歌」っていう詩もいいよ。
検索すると出てくると思うので、見てみてください。
父が教えてくれたって言っても、
新聞に載ってた詩を「読め」って見せてくれただけだよ^^
ちょっとかっこつけて書いちゃった!?

寒いから大変だね。
気をつけてね。

私はいつでもヒマよ。
KちゃんのOKな日をお知らせくださいな。
また例のお店行きましょ♪

あすを | URL | 2014/01/23 (木) 20:29

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